音楽療法とは、「音楽のもつ生理的、心理的、社会的働きを用いて、心身の障害の回復、機能の維持改善、生活の質の向上、行動の変容などに向けて、音楽を意図的、計画的に使用すること」をさすものとする(日本音楽療法学会)

 

と、定義されています。

現在、成人~高齢者の方への音楽療法は様々な場所で行われていますがまだまだ少ないのが現状です。

 

 

重度の障がいや疾患を抱えたお子様への音楽療法では、抱えている問題点の改善だけでなく、新たな反応を導き出すのも音楽です。

びっくりした表情、笑顔、指先が自ら動く、可動域が広がる、など音楽によって導かれるものは本当に無限大です。

お子様の「楽器に触れたい」「音が聴きたい」この気持ちが新たな反応を引き出すきっかけになると思っています。その気持ちをこちらに提示してくれるのは、「目の動き」だったり、「指先の微かな動き」だったり「声」だったり「心拍数」だったり…お子様それぞれの表し方でこちらに示してくれます。その音楽とお子様の掛け合いが音楽療法の中でたくさん見られます。

講師は呼吸器などの知識も少しですがあるので、呼吸器を装着しているお子様へも対応いたします。

♪SPO2、脈拍などを随時確認しながら些細な反応も見逃さないようにしています。

 

発達障がいを抱えたお子様への音楽療法では、お子様ご自身、そして親御様が抱えていらっしゃる不安や困ったことに寄り添いながら進めていきます。お子様の心身の安定と成長の助けとなるよう音楽を通して私自身も向き合っていきます。

 

そして、ターミナルケアや緩和ケアのための音楽療法では、ご本人様やご家族に寄り添いながら音楽療法を行います。音楽は痛みを緩和させ投薬量を減少させる効果もあり、そしてお好きな音楽を聴いたり歌唱することで本来のご自分を取り戻し、会話を促進させることに繋がります。音楽がご自分らしく過ごしていただける助けになれたら幸いです。

 

※講師は在宅医療専門の診療所での勤務経験があり、その診療所が併設する医療型特定短期入所施設で介護士兼音楽療法士として数々のご利用者様たちと関わってきた経験があるため安心して幅広い方々に音楽療法をお受けいただけます。

出張音楽療法対象について

発達障がい児
肢体不自由児
小児特定慢性疾病を抱えたお子様
重症心身障がい児
医療的ケア児(在宅看護を必要とするお子様)
ターミナルケア、緩和ケアのための音楽療法
高齢者
障がい者(成人)
放課後等デイサービス

音楽出張レッスンも行っております

ピアノレッスン

保育園・幼稚園等へのリトミックレッスン

出張講師 紹介

杉本 絵梨(すぎもと えり)
福岡雙葉高等学校卒業
くらしき作陽大学音楽学部音楽療法専修卒業
ピアノを4歳から始め、白水勝子氏、前田千恵子氏、鳥越亘氏に師事
小学低学年より多数のピアノコンクール出場経験があり、全てのコンクールで賞を受賞。小学高学年からよりステップアップするためにピアノ講師が変わり、発表会のない教室で高校卒業までコンクール三昧のピアノ生活を送る。
大学卒業後は、カワイ音楽教室にてリトミック講師、グループ講師、ピアノ講師をさせていただき研鑽を積み、高齢者デイサービス、介護予防機能訓練特化型通所施設、在宅医療を専門とする診療所が併設する医療型特定短期入所施設など様々なところで勉強を重ね、現在フリーとなり、ご自宅へ訪問させていただく訪問音楽療法と出張レッスンを行なっている。
【所有資格】
日本音楽療法学会正会員 音楽療法士 ホームヘルパー2級資格
【講師からメッセージ】
音楽は自分らしく生きるための杖となり、時には歩き進むための道を耕す道具となり人を支えられるものだと思っています。そしてその音楽をお届けするのが音楽療法士の務めでもあると思っています。
一人一人に寄り添いながら、また一緒に歩みながら音楽療法をさせていただき、それが何かの支えとなり助けとなれたら幸いです。